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赤ちゃんの原始反射ってなに?
赤ちゃんの原始反射とは、外部からの刺激に対して起こる赤ちゃん特有の反応のこと。赤ちゃんの口に手を持って行ったりすると、吸い付いてこようとするのも、赤ちゃんが生き残るために備わった「原始反射」です。原始反射が起こる理由は、生命を維持するために起こるものや、動物から人間へ進化する過程のなごりのようなものもあります。原始反射には種類があり、いずれも成長とともに消失していきます。原始反射には、赤ちゃんの成長に応じて出現する時期が違います。
把握反射:パパやママの指をギュっと握る
把握反射とは、手のひらに触れたものをぎゅっと握ろうとする反射のことです。生まれた時からおよそ生後5~6か月まで続きます。赤ちゃんが手を握る力は強く、自分の体重も支えられるくらい握力があるといわれています。把握反射は、猿の赤ちゃんが生まれてすぐに母親にしがみつけないと生きていけなかったときに名残ではないかと考えられています。人間の進化過程で必要なくなっていくため、およそ5~6か月頃には消失します。
モロー反射:いきなり両手を広げる赤ちゃん特有の動作
モロー反射は、驚いたときや落下しそうになったとき、両手を広げてたあと抱え込むような動作をすることです。生まれてすぐから生後4か月くらいまで見られます。
歩行反射(自働歩行):歩く素振りをします
体を支えながら床に立たせるポーズをとらせ、軽く上体を前傾させると、あるくような動作をすることです。
吸啜反射:なんにでも吸い付きます
赤ちゃんのくちもとになにかを持っていくと、吸い付いてくる反射のことです。指をくわえさせると指にすいついてくるのも、この吸啜反射があるからです。
緊張性顎反射:赤ちゃん特有の手足と首の関係
仰向けに寝た状態で、顔をゆっくり左右どちらかに向けると、向いた方向の手足が伸びて、反対側の手足を曲げる動作です。生後4週間から8週間のあいだによくみられます。生後4か月~5か月くらいまでに消失するといわれています。
共鳴反射:ママとパパの物まねをする?
大人の表情などを真似する反射です。
バビンスキー反射(足裏反射):足の裏をこしょばすと・・
足裏に刺激を与えると、足指を扇状に広げる動作です。
参考