子どもが成長していくと、気になってくるのが言葉の発達。
- うちの子、言葉が遅い気がする・・。
- 赤ちゃんっていつから言葉を話せるようになるの?
言葉の発達には、順序と段階があります。
子どもの言葉の発達には順序があります。生まれてから約5歳くらいまでに、急激に言葉を学び、話すことを習得します。この記事では、おおよその月齢・年齢によって習得する言葉の段階について紹介していきます。
赤ちゃんの言葉の発達
赤ちゃんの言葉の発達は以下のような基準で成長していきます。
出生~1か月
まだ言葉を発するという概念はなく、不快なことに対して、「泣く」というかたちで発声する時期。
2~10か月
意味はないが、鳴き声とは違う「喃語」を発する時期。喃語とは、「ばぶばぶ」「あば」「あうあう」など、意味のない単語を発声するようになることです。泣き叫ぶわけでもなく、反復的に言葉を発するようになります。喃語は言語を獲得する前段階であり、声帯の使い方や発声される音を学習しているとも言われています。
参考:Wikipedia:喃語
1歳前後~1歳半
一語の意味を持った言葉を話す時期。ママ、パパ、ブーブーなど。10ヶ月ごろまで発する喃語とは違い、言葉そのものに意味があるのが特徴です。通常では1歳~1歳半くらいまでに、意味のある単語をいえる「初語」が認められるようになります。
1歳半~2歳
指さしが始まり、ものと言葉の関係を学習する時期。言葉でコミュニケーションをとれるようにもなってきて、2歳くらいまでに「まんま、ちょうだい」「わんわん、きた」等、二語文を使えるようになります。
2歳~2歳半
二語文などを話しはじめ、知っている言葉を並べて、語彙が急速に増えていく時期。イヤイヤ期ともいわれる時期で、如実に言葉で自分の意思を伝えるようになってきます。
2歳半~3歳
多語文で、まとまった内容を構成した話や質問などができるようになる時期。
3~4歳
話言葉がひととおり完成する時期。
4~5歳
言葉によって十分なコミュニケーションや想像ができるようになる時期。
言葉の遅れが心配なとき
赤ちゃんが生まれてから、ある程度言葉でコミュニケーションがとれるようになる3~5歳まで、子どもは急激に言葉が発達していきます。言葉の発達は養育環境などによっても成長に違いがあり、個人差が大きいものです。言葉の遅さに心配になることもありますが、言葉に遅れがあるかどうかは、慎重に評価していく必要があります。おおよそ1歳半までに全く言葉を理解していない様子があれば、難聴や神経発達に異常がある可能性もあります。1歳半を過ぎても言葉を理解していない様子があれば、医療機関を受診するようにしましょう。
参考文献