おしゃぶりはいつまで使っていいの?おしゃぶりをずっと使うと歯並びが悪くなるってホント?この記事では、おしゃぶりを何歳まで使ってもいいのか、気になる歯並びへの影響やおしゃぶりの効果などについて解説しています。
目次
おしゃぶりはいつまでしてもいい?
おしゃぶりを何歳まで使うのか、日本小児歯科学会では以下のように説明されています。
おしゃぶりは、泣いている赤ちゃんを鎮めるのに便利なアイテムであり、育児で大変なお母さんにはお助けグッズでもあるでしょう。「吸う」ことが自然な乳児期には、口の機能や形態に問題は生じません。でも、離乳が完了して口の働きが「吸う」ことから「かむ」ことへと移行してくると、おしゃぶりもそろそろ卒業の時期を迎えます。2歳を過ぎて奥歯のかみ合わせができた後もおしゃぶりの使用が続くと、歯ならび・かみ合わせに影響がでやすくなり、また唇の閉じ方や舌の使い方にも問題が生じやすくなります。乳歯の奥歯が生えてくる1歳半頃からやめる準備を始めて、2歳過ぎまでにはやめられるといいですね。
参考:日本小児歯科学会
おしゃぶりで歯並びが悪くなる?卒業は1歳半~2歳くらいに卒業がベスト
2歳以下でおしゃぶりを使う分にはまだ影響がないようですが、ご飯を食べるようになる2歳を過ぎてからもおしゃぶりを継続的に使っていると、歯並びが悪くなることもあるそう。
おしゃぶりをいつまで続けて、いつ卒業させるか。
ポイントは
1歳半~2歳の間を目途にやめさせる
こと。
それまでは無理に辞めさせることもないので、子どものペ
おしゃぶりはいつまで使っていいの?おしゃぶりをずっと使うと歯並びが悪くなるってホント?この記事では、おしゃぶりを何歳まで使ってもいいのか、気になる歯並びへの影響やおしゃぶりの効果などについて解説しています。
ースにあわせていきましょう。
おしゃぶりは必要?おしゃぶりのメリットデメリットを知ろう
たいていの赤ちゃんがすきな「おしゃぶり」。おしゃぶりには、それぞれメリットとデメリットがあります。
おしゃぶりのメリット
- ぐずらない
- すんなり寝てくれる
- ママが忙しくても、赤ちゃんが気を紛らわすことができる
おしゃぶりのデメリット
- 長く使うと歯並びが悪くなる
- おしゃぶりに依存的になることがある
おしゃぶりのメリットを生かしつつ、依存しないような工夫も必要
おしゃぶりは上手に使えば、赤ちゃんもママもストレスなく生活するツールになります。ただし、おしゃぶりに頼りすぎると、こどもがおしゃぶりに依存してしまう可能性も。長期的におしゃぶりを使うと、歯並びに影響することもわかっています。おしゃぶりを取り入れるなら、最低限必要なときのみ使用し、依存的にならないようにすることが大切です。
おしゃぶりの効果はどんなもの?
生まれて間もない赤ちゃんには、本能的に「吸啜反射」が備わっています。口に触れた物に吸い付く本能です。くちに入れた物に吸い付くので、もちろんおしゃぶりにも吸い付きます。吸啜反射自体は生後半年もすぎれば消失していきますが、吸うことで安心感を得られるなごりもあり、生後半年をすぎてもおしゃぶりを使う子もいます。
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ママが恋しくて寂しいときなど、ちょっとおしゃぶりを加えていれば、気も紛れてぐずることも減ります。ちょっとした家事の合間に、赤ちゃんの世話をできないときはおしゃぶりが重宝しますね。赤ちゃんが寂しいと感じるのを紛らわせてくれる、これがおしゃぶりの最大の良い効果でしょう。ただし、おしゃぶりを使うこと自体は悪い事ではありませんが、おしゃぶりに依存的になるのはご法度です。あまりにずっとおしゃぶりを使いすぎると、次はおしゃぶりがなければ安心できない状態になってしまい、なかなか卒業できなくなることもあります。
おしゃぶりを上手に卒業する方法:おしゃぶり何歳までに卒業したらいい?
おしゃぶりの卒業は、一般的に歯並びは形成されてくる1歳半~2歳くらいまでにすることが、日本小児歯科学会から推奨されています。おしゃぶりを上手に卒業させるコツは、違うものに気をそらせることです。おもちゃや遊びなど、その子が一番夢中になれるものにシフトしていきましょう。欲しがっているのに無理やり取り上げたり、強制的におしゃぶりを引き離すと余計恋しくなって依存性が増したりすることもあるので、よくありません。親子の信頼関係にも影響する可能性もあります。
おしゃぶりがまだ卒業出来ていない子は少し口さみしくなると、おしゃぶりが恋しくなってすぐくわえてしまう習慣があります。同時に、まだおしゃぶりが好きな年代の子どもは、いろんなものに興味を持ちます。子どもが一番興味があるおもちゃや遊びを取り入れて、うまくおしゃぶりを使う習慣をなくしていくことで、子どもにストレスがなくおしゃぶりを卒業することができます。